モンスターVSエイリアン【3D】/★★★★

3D版はその差額と効果にギャップあり。作品は悪くない
モンスターvsエイリアン  ボブのびっくりバースデー エディション [DVD]
最初に質問。
劇場に前売り券を買いに行きました(家族4人分で4200円)その時は3D上映するか未定でした(封切1週間前)。
結局3D上映が決まって、当日窓口で3D差額を頂きますと言われ(もちろん承知の上でしたが)さあ、いくらと告げられたでしょう?
(ちなみに大人通常料金、当日1800円、前売り1300円、3D上映は特別興行として2000円)


正解は2600円。つまり前売りとの料金差がそのまま差額として請求されたわけです。わざわざ前売りを買っておいたのに、キッチリ当日料金分が請求されちゃいました。
んな。バカな。
これが自分だけだったら”アホか”とさっさと2D上映の劇場にきびすを返す場面ですが、なんせ家族も一緒なのでここで帰るわけも行かず、そのまま料金を払いました。


ということで、前売り券を無にする特別興行の3D版ですが、思ったよりはよかったです。
3Dというと、「スパイキッズ3D」の色メガネ付きDVDとか、その昔ディズニーランドで見た「キャプテンEO」ぐらいしか経験がないのですが、今回はアニメということでそう、セルアニメで前景と背景を移動量を変えて立体的に見せる手法があるじゃないですか。(出崎統作品なんかで昔よく見た)あるいはフォーカスを変えて立体的に見せるような。
あれのもっとスムーズにした感じの印象です。
つまり、前景、中景、背景と3種類ぐらいのレイヤーにそれぞれが配置されていて、その中でさらに細かくなっている感じ。
その意味では”ホログラフィー”のような完全な立体ではないけれど、どうせ観るんだったらこっちのほうがいいよな。と思わせる魅力はあります。
とくに手前から奥の構図が生きる場面(高いところから落ちそうになる人物)や爆発などの立体的な構図では迫力は十分。
で、最初の差額に話が行くわけですが、この3D体験で差額200円だったら喜んで払いますし、まさに劇場でしか見られないという点で足を運びますが、差額が700円と言われるとNOと言わざるを得ない。
3D差額問題。改善を希望します。


話が長くなりましたが、本編の感想としては、あまり50年代、60年代の怪物映画を知らない事もあって、ノスタルジーのようなものは感じませんでした。
(5音階からアクセル・Fぐらいかな)
ただ主役をスーザンに持ってきたのは正解で、結婚式から一転巨大女になって一度は普通サイズに戻るのですが、最後は・・・というのは、お約束ではありますが面白かった。


ベッキーの吹き替えは(うまいとも思いませんでしたが)決して悪くはないです。好印象。
バナナマン日村は全く印象に残らず
という感じでした。