[[2008公開][い]インクレディブル・ハルク(2008)/★★★★

魅力的な出演者と迫力のCGで大満足
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今や飛ぶ鳥を落とす勢いのマーベル印。
「アイアンマン」もそうだが、かつてのかっこよさを優先するスタイルから、演技力のある俳優を主役に据え、苦悩するヒーローを描く。
本作もエドワード・ノートンを出演させた段階で成功が約束されていたのかもしれない。


前半は”ハルク”からどうやって脱却するかをエドワード・ノートンが魅力的に描き、中盤から「キングコング」風にリヴ・タイラーが引っ張る。そこにティム・ロスが現れ、ウィリアム・ハートが陰で糸を引く。
この魅力的な主演者たちのバトンリレーが成功し、見ているものをまったく飽きさせないヒーロー物に仕上がっている。


終盤のクライマックスより中盤の白昼の戦いが素晴らしく、ハルクVSブロンスキーの戦いが見事。さらに細かい部分でも手をつかずコツコツと積み上げた描写が、作品に真実味を持たせている。
魅力的な悪役という意味では「アイアンマン」よりこちらの方が好感がもてた。