ミッシング(1982)/★★★☆

J・レモン、S・スペイセクとヴァン・ゲリス
ミッシング [DVD]
死体のシーンはあるが、あくまでも父親が息子を捜す旅に焦点が当たっており、その意味では「キリング・フィールド」や「サルバドル/遥かなる日々」とは一線を画している。

頑固で偏見に満ちたアメリカ人を具体化したJ・レモンの首を突き出し、背中を丸めた姿が印象的。

さらに「ブレード・ランナー」を思いだすようなヴァン・ゲリスもいい。

ただ一言。クーデターが起きているのに"うちらアメリカ人は殺されない"と言いきっちゃうところが、アメリカだなと。