少林少女(2008)/☆
こりゃ映画じゃないね
映画でなければなにか?。ずばり土曜プレミアムですな。つーか土曜9時に放送するコンテンツを資本を回収するために小屋にかけました。あるいはTV屋がキャストに金かけてカンフードラマを撮りました。
みたいな。
何が違うかというと、この映画の途中のどこから見ても楽しめるように作られているところで、オープニングCG、キャスティング、前半と後半で真っ二つに分かれているところ、5分に1回ぐらい見せ場があるところ、だらだら流れる音楽の雰囲気だけでシーンを見せてしまうことろなどなど。
つまり「いつチャネルを変えられるか」「(途中の)どこから見ても視聴者を引き込めるか」を常に意識しているところがTVムービーそのものなんですな。
ただ、これを映画として見せられる側としてはたまったものではない
ストーリーはぶつぶつ切れるし、中はスカスカ。後半の戦いも1つ終わるたびにリセットされて、積み重なっていく感じが全くないあたりが、却ってストレスのたまる原因にもなっている。
ということで、TVムービーと映画とは全く違うということを証明した映画もといTVムービー。
こんなの作ってる限り、邦画に未来はないと思いますが。