アイアン・ジャイアント(1999)/★★★★★
ブラッド・バードのデビュー作。I・Gの姿に泣け!
BOOK OFFのセールで500円。買わずにはいられませぬ。
いまさら語るほどもないくらいの名作(違う?)だと思いますが、今回見直すと、かなりE.T.の影響を感じました。宇宙人がロボになったらこんな感じになるのでしょうか。ただしオープニングはゴジラ映画のお約束。
I・Gの造形もさることながら、86分とコンパクトに収めたテンポの良さとストーリテリングのうまさにうならされます。脚本はティム・マッキャンリーズ(「ウォルター少年と、夏の休日 」)。
元がE.T.なので、最後は悲しい話になってしまいますが、ラストの余韻が後味をよくしています。
ブラッド・バードはこの後ピクサーに招かれて「 Mr.インクレディブル」を発表。今夏「レミーのおいしいレストラン」も待機と順調にキャリアを積んでいます。
■ ■ ■
昨夜は「シュレック2」が放送されていましたね。思わず家族全員で見入ってしまいました。
※「ハッピーじゃなくて、ヘッピーだよ。」「ハズレだニャー」は我が家の合言葉。
随所に流れる80年代の音楽もナイスです。そこで私が好きなCGアニメベスト5。
順位 | タイトル | 製作 | 監督 | ポイント | amazon |
1 | マダガスカル | ドリームワークス | エリック・ダーネル,トム・マクグラス | ギャグの連打と森のレイブシーン | |
2 | ハッピーフィート | ワーナー | ジョージ・ミラー | 21世紀にタップを復活させた映画 | |
3 | シュレック2 | ドリームワークス | アンドリュー・アダムソン,ケリー・アズベリー,コンラッド・ヴァーノン | 80年代の音楽と見せ方の上手さ | |
4 | アイス・エイジ | ブルースカイ/FOX | クリス・ウェッジ | キャラクタの妙とロードムービーの味わい | |
5 | アイアン・ジャイアント | ワーナー | ブラッド・バード | テンポのよさとストーリテリングのうまさ |
どれも共通のするのは、音楽の使い方の上手さで、必ずミュージカルシーンを入れるのはディズニーからの伝統だと思います。
なお、ピクサー映画はそもそも格が違うと思うので、これらの上に位置すると思っています。
CGアニメは製作本数で言うと昨年がピークと言われており、作れば売れるという時代は終わったと言われているにもかかわらず、お金の無駄遣いのようなアニメが後を絶ちません。
しかし、ディズニーもようやく「ルイスと未来泥棒」でヒットが出たようですし、ジョージ・ミラーのような実写監督やブラッド・バードのような2Dアニメ出身者も参画して、まだまだ目が離せない状況だと思います。
さあ、今度はどんな映画が出てくるか楽しみですね。