十二人の怒れる男/★★★★★

内容は申し分なし。でも一言いわせて!。
十二人の怒れる男 [DVD]
すごくよくできた舞台をみているようでした。時間も短いし。内容は申し分なし!。


ただ一言いわせてください。
1つは、「有罪と確証がない限り無罪」(疑わしきは罰せず)は大原則だと思いますが、現代では証拠主義が行き過ぎて、"証拠さえ残さなければ何やってもいい"みたいになっちゃって、この映画が悪用されているように感じた事。(いやこの映画のせいではないんですが)
もう1つは、これが現代の映画であれば、絶対に再現カット入るだろうなぁと思った点。
実際、再現カットが出てこないので最初のうちイライラしました。ただ、あっという間に引き込まれましたが・・・。


どんな名作でも、やはり時代というフィルタがかかると違和感はあるのだな。と思いました。へそ曲がりですみません。
でも1時間半たっぷりと楽しめたので、十分満足です。
ちなみに私が出演するときは「進行役」を希望します(笑)


なお、字幕を表示したまま吹替えで見ましたが、時々食い違っているのが気になりました。やはり、吹替の方が楽しめると思います。その意味でもテレビ向き。


日本でも陪審員制度が始まるようですが、ここまで言いたい事を言い合ってしこりが残らないんだろうか。なんか日本人には無理のような気がしてきました。
と言うことで、次は「12人の優しい日本人」に挑戦だぁ!

邦題は「十二人の怒れる男」なんですね。amazonで「十二人の怒れる男たち」と検索したら、和書しかヒットせずあせりました。あははっ。