リトルショップホラーズ/★★★
カルトな人気を誇るホラーミュージカルコメディ。ドリームガールズが印象的。
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「グリース」と「ロッキーホラーショー」を足して2で割ったような感じでした。
カルトな人気を誇るのもうなずけます。もっと若い頃に観ていればハマったかもしれません。
人食い植物のミュージカルと言ってしまえばそれまでですが、
印象に残ったのは歌うリック・モラニスとマーロン・ブランド似のサド歯医者スティーヴ・マーティン。
それからビックリするほどよく出来ている人食い植物のオードリーⅡあたりですか。
でも、一番印象に残ったのはギリシア劇風コーラス隊のドリームガールズ3人娘。
のっけから歌全開ですが、恐怖シーンでも効果音的なコーラスを入れていて爆笑でした。いいなドリームガールズ。
その他にジェームズ・ベルーシ、ジョン・キャンディ、クリストファー・ゲスト、ビル・マーレイなど豪華なメンバーが出ています。
メイキングを見るとこの映画かなり複雑な経緯を辿っているようで、
- 1960年にロジャーコーマンが低予算ホラー映画(撮影日数2日!)として発表。(なんとか黒字)
- 映画を元に舞台化(ミュージカル化)したら大ヒット!
- それをミュージカルとして再映画化。でも大コケ(大赤字)
- 現在はカルト映画として絶大な人気を誇る
なんかこの展開聞いたことないですか?そう、メル・ブルックスのプロデューサーズも同じ経緯をたどったミュージカルですね。
でもプロデューサーズは舞台の映画化。本作はきちんと"映画"として成立していると思うので、こちらの方が上だと思います。
その他、実際に観ていてあれれっ?と思うところが数箇所ありましたが、DVD特典を見て何となく納得しました。
- "サディストの歯医者"というキャラクタに必然性はないと思うが、これはオリジナルからのもの。
- ヒロインが花に飲み込まれるシーンが妙に印象t的だったが、舞台では主役2人が食べられる結末だった。本作もそうだったがテスト試写であまりに評判が悪かったことから、急遽撮り直した。
- エンディングでコーラス隊<ドリームガールズ>がちょっとしか出ないのは明らかに片手落ち。ただエンディングが後から撮りなおされた事を考えると納得。
参考サイト
■最低映画館 リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(THE LITTLE SHOP OF HORRORS)
旧作の紹介がありました。