ダイヤモンド・イン・パラダイス/★★
もったいない
この世に3つだけ存在するナポレオン・ダイヤモンド。その2つまで手に入れたのを機に、南の島で引退することを決めたブロスナンと恋人のサルマ・ハエック。
ところがブロスナンは平穏な生活に満足できない。そこに以前から執拗に追いかけていたFBIのウディ・ハレルソンが最後の3つ目が島に停泊している豪華客船に展示中であることを知らせる。
泥棒稼業に戻って欲しくないハエックと、まとわりつくハレルソン。ブロスナンはまた泥棒に戻るのか?
「トーマス・クラウン・アフェアー」のようなノリを期待していたのだが、ブロスナンとハレルソンの絡みが中心で、泥棒サスペンスはほとんど添え物。
ハエックとはいつもいちゃついているだけで、007やトーマスクラウンのような格好良さを期待していると肩透かしをくらう。
ただ、ハレルソンと釣りに行ったり、1つのベッドで寝たりという、男同士の友情ごっこの下りは、子供の頃の遊びを思い出してなかなか楽しかった。
駄作とは言わないが、大半の観客の求めているものとは方向性が違っている気がする。それを楽しめるような人じゃないとダメかも。少なくとも私は欲求不満におわりました。