ファンタスティック・フォー［超能力ユニット］／★★★★

ヒーロー物としては一風変わった展開がGOOD!

何かの事故に巻き込まれるのかと思ったら自分たちで志願したのね。でも事故で自分たちが実験体になってしまったと。で、超能力が使えるようになったが、どうするかというと「元に戻るため」に自分たちの能力の検査と実験を繰り返し、外には出ないように共同生活を始めました。というヒーロー物としては一風変わった展開がなかなか楽しめた。

普通のヒーローは自分たちに与えられた使命はなにかというのを悶々とするのに、この４人（特に３人）は早く「元に戻る」事しか考えないが、案外人間ってそんなものかもしれない。

それより、多分にステレオタイプではあるが、恋に鈍感な科学者(ヨアン・グリフィズ)と彼に思いを寄せる女科学者(ジェシカ・アルバ)、そんな二人を見守る友人(マイケル・チクリス)と軽薄な女科学者の弟(クリス・エヴァンス)という人間関係に加えて女科学者に横恋慕するライバル（ジュリアン・マクマホン）という図式がなかなか面白かった。

「TAXI NY」で冴えを見せたティム・ストーリー監督の手腕はは今回も健在。ただ刈り込みすぎて観た後に食い足りない感じがするのがちと残念。

パッケージではジェシカ・アルバが主演扱いになっており、この年は「シン・シティ」「イントゥ・ザ・ブルー」と大活躍。お約束のサービスカットもあります。