フォーガットン/★★★

尻切れトンボ
フォーガットン [DVD]
珍作との評判が気になって観たが、肝心の謎が解明されないままに終了した感じ。
ただ、ジュリアン・ムーアが子供を失った母親を好演しているので、最後まで興味は持続した。また最初の展開はすごくよくて、息子をなくした母親が息子の思い出に浸っている事、事件以来物忘れが激しいこと、カウンセラー(ゲイリー・シニーズ)にかかっていることなどが語られ、ところがある日突然回りから子供がいた形跡が消えてしまい、もともと子供はいなかったと告げられる。ここまでがとてもテンポよく描かれており、序盤は満点に近い出来。たた回想シーンが挟まるあたりからトーンダウンしてゆき、最後はぐずぐず。結局あれの目的は、なんだったのだろうか?

あと、ジュリアン・ムーアがそばかすだらけなのが気になった。もっと綺麗に撮ってくださいよ、がんばってるんだから。

脚本は「フェノミナン」「ハーモニーベイの夜明け」のジェラルド・ディペゴ、監督は「愛がこわれるとき」「マネートレイン」のジョセフ・ルーベン。

ちなみにDVDにはチャプターリストが付いておらず、かなりびっくりした。