コンスタンティン/★★★

なんとなく見るにはいいかも
コンスタンティン [DVD]
人間界とは天国と地獄の間にある薄い層で、その均衡を保つために神も悪魔も入ることはないが、ハーフブリードと呼ばれる半悪魔/半天使は人間界に出入りすることができる。悪魔系ハーフブリードを地獄に送り返すのが悪魔祓いのコンスタンティンの役目。
しかしこの均衡を破ろうする者の企みに気がついたコンスタンティンが女性捜査官とともに調査に乗り出すが・・・という話。

中盤あたりで「神なんかなにもしない。ガキの使いだ!」というセリフがあり、おおっ!と思ったが、最後は「人知を超えた神の意思は計り知れない」で落ち着いてガックリきた。逆にキリスト教圏の人たちは見ていてほっとしただろう。
ラストのアレを呼ぶアイデアはなかなか面白といと思うが、どうも「悪魔祓い」(「エクソシスト」)だの「とりつかれた男」(「MIB」)だの、「女性にとりつく悪魔」(「エンド・オブ・デイズ」「ディアボロス」)だのと、どこかで見たようなシーンばかりで、しかもマトリックス風のキアヌ・リーヴスとくれば、オリジナリティは無いに等しい。

ただ、凝ったセットや小道具などの独特の雰囲気と、出てくる脇役たちが皆良い雰囲気を出しており、なんとなく見るには満足できる。