レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語/★★★

雰囲気はいいのだが、ジム・キャリーがどうにも。
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語スペシャル・エディション [DVD]
どんな不幸が襲うのかと思ったら両親を失った三姉弟妹の遺産を狙うオラフ伯爵が、手を替え品を替えて子供たちを追いかけ回す。そんな不幸でした。
最近児童書の映画化が多いが、原作の世界を伝えるプロダクションデザインの優劣がそのまま作品の質に直結するのが特徴で、(原作を読んでいるわけではないが)作品の雰囲気をよく伝えていると思う。
長女のヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)はなかなか「萌え」の美少女で弟もいい感じ。しかしオラフ伯爵のジム・キャリーのシーンではどうしてもワンマンショーになってしまい、映画というより彼の芸を見ているようで集中できませんでした。。

M・ストリープが出ているとは知らなかったので、びっくりした。(エピソード的にも、この真ん中が一番面白い)
トーマス・ニューマンの音楽とエンディングの影絵も出色の出来栄え。