007/ダイ・アナザー・デイ/★★★★
CGのスケールがアップした異色作
オープニングのサーフィンで燃えたが、拷問されるボンドに違和感を感じ、00資格を剥奪される始まりから、かなり異色作の雰囲気を感じた。ただし全体のフォーマットは従来の007シリーズを踏襲している。
ライセンスを剥奪される話は「消されたライセンス」にもあり、シリーズがマンネリ化するとよく使われる手法で、事実ブロスナン=ボンドはこれが最後となった。
CG化は時代の流れだが本作はやりすぎの感もあり、007という従来のイメージから逸脱した面もある。
ハル・ベリーはそれだけで独立した存在感を示しており、スピンオフ企画(タイトルは「ジンクス」だろう)でもいけそうだが、「キャットウーマン」の例もあるので多分作らないでしょう。
監督は「バリスティック」であれれな演出をしたリー・タマホリだが、今回はきちんと007映画になっているのでびっくりした。
なお、「いまなら999円セール」で本当に「いまなら」安く購入できる。販売権がソニーに移る前にShopへ急げ!