アラジン/★★★★

どこか子供っぽいが、音楽は絶品。
アラジン スペシャル・エディション [DVD]
見て思ったことは2つ。1つはミュージカルであること。もう1つはとても子供っぽい感性であることである。
ディズニーがミュージカル仕立てにするのは当たり前であるが、特にアラジンが登場するシーンがミュージカル仕立てになっているので、作品全体がミュージカル志向が強いと感じた。
もう1つの子供の感性であるのは、アラジンがジャスミンに選ばれて、国王になる事を悩むところやジャスミンが色仕掛けでジャファーに迫るところなで、主人公の年齢に合わせるならば「僕は本当は王子じゃないし」とは悩まずに「国王としてやっているか」と悩むはず、ジャスミンの色仕掛けもどこか「ごっこ」を感じさせる。ジーニーを自由にするあたりも素直すぎて拍子抜けさえ感じる。年頃の青年というよりは小学生6年生ぐらいの素直さだ。

ただし音楽はいい。どこか耳に残るナンバーが多く、特に『ア・ホール・ニュー・ワールド』は、絶品。93年の興行成績NO.1はだてではない。