トータル・フィアーズ/★★★

意外と秀作。緊張感がいい。
トータル・フィアーズ [DVD]
レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」に続くジャック・ライアンシリーズ4作目。今回はベン・アフレックが演じている。
アメリカで核爆発というちょっと考えにくい設定も映画の緊張感で意外と違和感無く見る事ができた。原作とはかけ離れているようだが、映画としては悪くない。
全編緊張感があり、テンポもよくジャックと彼女のシーンがちょっとした幕間のような役割を果たしている。特に核爆発の前段の場面がよく出来ていて監督のフィル・アルデン・ロビンソン(「フィールド・オブ・ドリームス」)の力量を感じさせた。

また出演者はみな存在感があり、モーガン・フリーマンは別格としてもロシア大統領のシアラン・ハインズやその補佐官のマイケル・バーンがとてもいい。

シリーズの中ではハリソン・フォード作品の方が評価は高いと思うが、私は「レッド・オクトーバーを追え!」の次ぐらいによく出来ていると思う。