最強のふたり(2011)/★★★★

いい作品だがやや引っかかる
最強のふたりコレクターズエディション(初回限定仕様) [Blu-ray]
評判がいいので期待して観たのですが、やや引っかかる所もあり手放しで褒めるには至りませんでした。
それは演奏会での場面。
生演奏をしてもらいながらイメージを語る場面なのですが、そばで演奏している人たちを前にあの態度(寝そべりながら会話する)はどうかと。
確かに金を払っているのだから、どんな格好をして聞こうと自由ではありますが。
百歩譲って「Boogie wonderland」を踊る場面で楽団の人たちも一緒に踊ろうと誘う場面が欲しかった。
そうすれば楽団の人たちとも対等の関係だと思っている事が伝わったのに。


その他にも遠くに行こうとジェットに乗ってパラグライダーをしに行ったり、車いすをパワーアップしたりと、どこか金持ちの傲慢さが鼻につく感じが付きまとう。
(ファーストシーンも傲慢さが出ているが、こちらは意図的だと思うのでマイナスにはならない)


ただ、主役の二人は文句なし。
特にオマール・シーは彼でなければ成立しないぐらいの存在感が出ています。
この"えぐみ"も含めてのフランス映画なのでしょうか?