マダガスカル3(2012)/★★★★★
シリーズ最高傑作!ぜひとも3Dで!
封切初日が映画の日だったのでレイトショーを子供たちと鑑賞。
このシリーズのクオリティの高さはドリームワークス作品内でも飛び抜けていると思いますが、本作はその中でも最高傑作だと思います。
夏のファミリームービーとして期待するものがすべて詰まった作品じゃないでしょうか。
序盤は(なぜか)もたもたした展開ですが、モンテカルロに現れた以降はテンポのいい会話とアクションがひたすら続き、終盤の伏線回収まで一気呵成になだれ込みます。
(序盤のテンポの悪さまで計算されている気もします)
成功した要因として
- 前作(2作目)のような説教くさいテーマは一切なし。ひたすら楽しませることに特化したストーリー展開
- ミュージカル仕立てを随所にいれた楽しさ
- 終盤の伏線の回収(それほど伏線にもなってはいないけど)
- 強敵キャラの存在(デュボア警部のまあタフなこと)
- 登場人物が多いのに混乱しないキャラクタ設定&紹介
- 楽しい音楽が満載(サントラが欲しくなる)
- 主役たちにも歌わせる楽しさ(サーカス・アフロの歌は耳に残ります)
- やっぱ列車と映画は相性がいい!(見ていて楽しい)
- 3D演出がてんこ盛り
あたりでしょうか?
観ている間は何も考えずに楽しめますが、逆にさまざまな描写を煮詰めて煮詰めて煮詰め抜いたからこそのこの上映時間と内容という気がします。
もう1つ重要なのは、本作は3D演出が随所に見られ、これは絶対に3Dメガネをかけてみる映画だということです。
(残念ながら私たちは2D吹き替え版で見ましたが)
3Dといっても奥行よりは前に飛び出す演出。それもいろんなものが飛び出してきます。特に終盤のサーカス演出は3Dを前提にしたレイアウトであったり、出し物であったりと3D映画の利点をとことん引き出す試みが随所にされています。
今のところ2012年ベスト3Dムービーじゃないでしょうか?
興味があれば劇場にぜひ。