blog開設8周年記念 ベストテン特集

DVDレンタルが中心なので、2011年劇場公開作品がレンタルDVDでほぼ出揃うのがこの時期。
blog開設記念を兼ねて今年もやります。

2011年度劇場公開作品ベストテン

この1年で見た2011年度劇場公開作品は55本(内劇場鑑賞が5本)。昨年よりちょっと少ないです。以下ベストテン。


1位「八日目の蝉」(成島出)[DVD]

2011年ダントツのベスト。オールタイムでもベスト10に入るくらい。映画見てて、声をあげて泣いたのはこれが初めて。
TV版の批評はこちら


2位「冷たい熱帯魚」(園子温)[DVD]

いまでも思い出すのは"でんでん"の恐さとあの風呂場の光景。忘れられない映画


3位「トゥルー・グリット」(コーエン兄弟)[DVD]

その正統派ぶりと緊張感にしびれる


4位「コンテイジョン」(スティーヴン・ソダーバーグ)[DVD]

夜中に隣家の閃光を見たときの衝撃。

5位「わたしを離さないで」(マーク・ロマネク )[DVD]

これもSF。これがSF。フィクションでなければ描けない人間の業。

6位「探偵はBARにいる」(橋本一)[DVD]

昭和の香りが懐かしい

7位「アジョシ」(イ・ジョンボム)[DVD]

ドライヤーの拷問とマンソク兄弟のキャラ。ラストのアクションは何度も観たい。

8位「ミスター・ノーバディ」(ジャコ・ヴァン・ドルマル)[DVD]

蛇足にも見えた宇宙シーン。今となっては逆に忘れられない。

9位「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(ブラッド・バード)[DVD]

IMAXで観たかった。マヌケなトムに感情移入

10位「塔の上のラプンツェル」(ネイサン・グレノ/バイロン・ハワード )[DVD]

映画館で観たかった。観た後の多幸感が半端ない。


なお、10位以下は以下の通り。

11位「電人ザボーガー」(井口昇)[DVD]
愛あるリメイクのお手本。観た後真似したくなって困ります。

12位「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(ルパート・ワイアット)[DVD]
家族でワイワイ観るには最高の映画!

13位「スーパー!」(ジェームズ・ガン)[DVD]
エレン・ペイジのキュートさ。

14位「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」(坂本浩一)[劇場]
MEGA MAXの看板に偽りなし。

15位「ランゴ」(ゴア・ヴァービンスキー)[DVD]
アニメに見せかけた正統派の西部劇。

16位「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」( スティーヴン・スピルバーグ)[DVD]
映画館で観たかった

17位「マネーボール」(ベネット・ミラー)[DVD]
スカウトする選手名をホワイトボードに投げつながら"たんか"を切る場面が最高!

18位「ザ・タウン」(ベン・アフレック )[DVD]
これで監督2作目とは!。ただラストがちょっと。

19位「劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段」(藤森雅也 )[DVD]
地味だけど。藤森監督にハズレなしを確認させる出来でした。

20位「カンフー・パンダ2」(ジェニファー・ユー・ネルソン)[劇場]
色々言いたいことはあるけど、劇場で聞いたあの大砲の音が忘れられなくて


※その他、締切に間に合わず宿題となった作品
恋の罪」「ツリーオブライフ」「モールス」「ラビットホール」
例年より少ないので2011年作品で気になるものは一通り見た気がしています。


総評:
1位はダントツ。2位に邦画が入りました。3位〜10位まで比較的地味な作品が並びましたが、私らしいチョイスで結構満足しています。

2011年の傾向

■CGアニメの成熟
「春アニメ」が豊作でした。「塔の上のラプンツェル」「アニメ 忍たま乱太郎」「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団
その後も「ランゴ」「タンタンの冒険」と実写監督の良作アニメ作品が目につきます。
(ほとんど話題にならなかった「ハッピー・フィート2」は未見)
技術的に成熟してきたのか、これまでのアニメーション監督から実写畑からの監督がこれから増えていくような気がします。

■多彩なジャンル
トゥルー・グリット」「ランゴ」の西部劇
ソーシャル・ネットワーク」「マネーボール」の会話劇(これが今のトレンドでしょう)
ブラック・スワン」「ザ・ファイター」の成り上がりもの
「ピラニア3D」「スプライス」のB級ジャンルもの
猿の惑星:創世記ジェネシス)」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」のSFアクションもの
ジャンルが多岐に渡り、すごく健全な感じがします。

この1年を振り返って

■近所の名画座に行けない
ご近所のシネコン名画座になって今年こそはと思っていたのですが、結局行けたのは「日本沈没」と「イノセンス」の2本だけ。
3枚つづりの回数券も使い切ることが出来ず無駄にしてしまいました。
さらに「TGC(テアトルグループカード)」まで作って、新作映画も1300円で見ることができるようになったのですが、こちらも使う機会がありません。
「八日目の蝉」「エンディグ・ノート」「英国王のスピーチ」「哀しき獣」など観たい映画を結構やっているのに見られないもどかしさがあります。(7月は「ドライブ」も予定)
さらに”平和島サンシャイン”では3Dサウンドなるものを始めて、かつてのただの「シネコン」から特色のある劇場に変貌しつつあり、映画を取り巻く環境は競争の時代になりつつあると感じます。

※3Dサウンドに関してはアメージング・スパイダーマンの初日を見てきたので近日中にUPします。

タブレットが来るとレコーダーが満杯になる
SonyTabletを購入したのですが、その時ハマっていた「化物語」をTabletで見たくてバンダイ・チャネルに加入。そのまま「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」の全話視聴に突入し、とうとう2012年の春アニメ視聴に参戦。
おかげでレコーダーがすぐに満杯になる問題に悩まされることになりました。
ここは映画のblogなので詳しいことは書きませんが気になった作品を列挙しておきます。

その他「トリコ」やら「ミルモ」やら「ズーブルス」など含めて1週間で30近い番組を録画中。そりゃHDD足りないわ。

2012/7/8 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルを9位に入れました。