リアル・スティール(2011)/★★★★
- ロボットの造形
アナログであり未来的でもあり。それぞれに個性が出ていてさらに徹底してリアル。
ATOMの耳でファンが回っている所なんかサイコー。
- よく練られた脚本
特に序盤から中盤にかけての展開が実にスムーズで、見ていて無理がない。
こうゆうのって簡単そうに見えるけど実はとても難しい。
悪かった点(改善して欲しい点)
- ゼウスをもっと強くして!
ラスボスであるゼウスの強さが出てこないと盛り上がらない。
実は飛べるとか、メチャクチャ早く動けるとか、何か突出したものが欲しかった。
- 漂白された感
ディズニー+スピルバーグだからか、見ていて引っかかりがない。
もっと何かが欲しかった。
ラストで泣いている場面が出てくるが、なんで泣いているのかピンと来ない。
だれかが「ATOMには死んだ母親の生まれ変わりだ」なんて書いていたが、そこまでいけば逆にあっぱれと思う。
ロボット版「ロッキー」という評価をみるが、残念ながらそこまでは遥かに及ばず。
ただしファミリー向けのロボット映画としてはすごく良く出来ていると思う。