愛が微笑む時(1993)/★★★

芸達者な役者陣
愛が微笑む時 [DVD]
バス事故で亡くなった4人がその日生まれた赤ちゃんに守護霊としてつく。7歳になって一旦は姿を消すが、4人へ天国からお迎えが来たときに「今のうちに無念を晴らせ」と言われる。
すでに青年になったロバート・ダウニー・Jrの前に姿を現す4人。
それぞれの思いを叶えるため協力するという話。

4人の幽霊になるのは、とっぽい兄ちゃんのトム・サイズモア(「プライベート・ライアン)、オペラ歌手を目指していたチャールズ・グローディン、3人の子供を残して亡くなった母のアルフレ・ウッダード、恋人を失ったキーラ・セジウィック(「フェノミナン 」「クローザー」(TVシリーズ))。
どれも演技力があるので安心して観られます。

何より幽霊に乗り移られたときに、まるで乗り移った本人のように豹変するロバート・ダウニー・Jrの演技が素晴らしい。ただあまりにうますぎて鼻につく感じもある。

天国物としてなかなか、上手く出来ているんですが、「天国からのチャンピオン」のように、最後にもうひとひねりが欲しかったところではあります。