復讐のビッグガン /★

御歳50才のアイドル映画
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アラン・ドロン主演の未公開映画。
南の島で悠々自適に暮らしていた元刑事が娘が何者かに殺害されたことを聞いて駆けつける。
街を自粛する過激自警団グループが街のチンピラを片付け始めたのだが、娘は悪い男を止めるために現場にいたために巻き込まれたのだ。
警察はドロンの暴走を止めるために女刑事をつける。
かつてのコネクションを使ってどんどんと核心に迫っていくドロン。
果たして犯人は・・・。


犯人はすぐに分かると思いますが、「ダーティーハリー2」を思い出したとだけ言っておきます。


のっけから上半身裸のサービスカット。力は強いし、ばくちも強い。
地元民には絶大な信頼があり、しかもモテモテ。
元刑事で10年前妻を殺した犯人を捕まえたが、証拠不十分で釈放になり、今は世捨て人のようになっている設定。
でも、リヨンに戻ると敏腕刑事。
情報屋を殴るわ蹴るわ。はたまた(自衛のために)機関銃を買うわのやりたい放題。
マークにつけた女刑事にも「寂しいわ」と言わせて寝ちゃう。
なぜか、ピエロになって警部を誘拐する場面があって、野沢那智の吹替えとともに(ここだけ)大いに楽しめました。
「アラン・ドロン」というブランドを最大限に見せるために作られた映画。
御歳50歳のアイドル映画でございます。
日本では未公開なのも納得。
敵役のジャック・ペランは「ニュー・シネマ・パラダイス」の大人になった監督の人ですな。