ダ・ヴィンチ・コード／★★

持った手の熱さに耐えかねて

酷評されているほど悪くはないが、「原作を読んだ人にとっては短く、原作を読んでいない人にとっては長い」という評判通りで、良くも悪くも原作に忠実すぎてケレン味が足りない。
ハイライトの「○○○には実は○がいて、しかも○○もいた！」と言うキリスト教最大の秘密の部分をもっとたっぷり見せて欲しかった。そういえば、ロン・ハワード監督って真面目すぎてつまらない映画が多い。
その意味では世界的に大ヒットした原作を手に持つ熱さに耐えかねて、見せるべきところを流してしまった。という印象が強い。

なお、酷評されていたトム・ハンクスのヘアスタイルはそれほど違和感がなかった。