彼女を信じないでください／★★★★

女詐欺師の恋。月９でリメイクを希望。

詐欺罪で捕まった女詐欺師（キム・ハヌル）が仮出所してお姉さんの結婚式に行く。その電車の中で足ともに落ちた指輪を取ろうとした青年（カン・ドンウォン）を痴漢と間違え大騒ぎになる。しかし、青年が持っていた指輪を掏られたのを目撃したため、自分が疑われる事を恐れて指輪を取り戻すが電車が行ってしまう。仕方なく青年の田舎に指輪を返しに行くが、婚約者と間違えられたところから騒動が始まる。

てっきりカン・ドンウォンがキム・ハヌルを好きになる映画かと思ったらその逆で、キム・ハヌルがカン・ドンウォンを好きになる話だったので驚いた。自分で周りを騙して、自分で相手を好きになるのではキム・ハヌルしか目立たない。脚本家はどうもそこを掛け違えているような気がする。それとも、もともとキム・ハヌルありきの企画だったのかもしれないが。

ハイライトは、偶然出会っただけの男の親族に自分が婚約者だと周りに信じ込ませる場面で、見ていて腹を抱えて笑ってしまった。このあたりは実にうまい。また、だんたん周りが打ち解けていく様子も秀逸だし、終盤のコンテスト場面もありきたりではあるが実に楽しく見ることが出来た。

ただ、唯一の欠点はキム・ハヌルが時々下品に見えることで、これが女詐欺師という役柄だからなのか、キャラなのかは不明。他の作品を見てみたくなった。

ラストは映画というよりはＴＶドラマといった感じなので、ぜひとも月９でリメイクして欲しい。主演は松嶋菜々子でお願いします。

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