原子力潜水艦浮上せず/★★★

説明不足で盛り上がらない
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no image
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開巻10分程で潜水艦が沈没し、あとはひらすらサルベージのドラマが展開する。海軍が全面的に協力しているそうで、次々と出てくる潜水艇はなかなかの迫力。酸素の残り時間とか、海底の土砂崩れとか、なかなか進まない捜索とか、艦長と副長のいさかい、最後の捨て身の救出などドラマを盛り上げる要素は詰まっている。

が、映画としては盛り上がらないのはなぜか?1つは全体の位置関係がわからないので、なぜ見つけられないのか、土砂崩れでどうなるのかなどがさっぱりわからない。またドラマ部分でも、なぜ潜水艇の助手を変えるのかわからないので、ただの横暴な責任者にしか見えない。(カットされたシーンに説明があるのかもしれないが)。そういった部分を丹念に描けばそれなりの楽しめたのではないかと思う。

潜水艦ものにハズレなしというが、確かにハズレではないがアタリでもないことは確かである。

なお、クリストファー・リーヴ特集ということだがほとんどエキストラレベルの出演。