ベティ・サイズモア／★★★★

女性たちがみな魅力的に見える。カルトな人気がありそうだ。

レニー・ゼルウィガー、グレッグ・キニア、モーガン・フリーマン、クリス・ロックといったキャストが出演する不思議な映画だった。
昼メロに夢中のベティ（レニー・ゼルウィガー）が夫が殺されたショックでＴＶと現実の区別がつかなくなり、主役のデヴィッド（グレッグ・キニア）に会いに家を出るが、その車には犯人たちの捜している物が積まれていた。デヴィッドに会いに行くベティのパートとベティを追いかける犯人（モーガン・フリーマン、クリス・ロック）のパートが交互に進行する構成になっている。

コメディ、サスペンス、ロードムービー、ドラマなどいろんな要素が入り混じって展開するのは不思議なテイストだが、特徴的なのはベティも含めた女性たちがみな生き生きしている点。旅の途中で寄った店の女主人ですら深い印象を与えるが、テキサスの友達、ロスのルームメイト、病院の院長、女性プロデューサーなどが生き生きとして見える。それに引き換え男どもはみんな駄目男に描かれいてるのも面白い。
そして、なんと言ってもベティを演じきったレニーの演技が凄く、何度も繰り返し見たくなる。こりゃはまるわ。

なお、正月のキャンペーン品だったのを思い出し調べてみたらDiskStationでまだ売っていた。あー買いそう。