センチメンタル・アドベンチャー/★★★

独特のテンポと展開で見せている
センチメンタル・アドベンチャー [DVD]
クリント・イーストウッド主演、監督で甥の役として実の息子と共演している。場末の酒場を回る売れない歌手とその甥のロードムービー。独特のテンポとゆるい展開なのに、最後まで見させられてしまう。途中でイーストウッドが先に行ってしまったり、祖父が旅の途中で別れたりと一見物語が破綻しているようにも見えるが、決して話が拡散したり緩慢になったりせず、ぎりぎりのところが見せているのが面白い。このユルさがイーストウッド監督の魅力なのだろう。

原題は「HONKYTONK MAN」で劇中で歌われる歌の題名。なお邦題はいまいちだが、HONKYTONK MANではもっとわからないのが難点。