リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い/★★★

こんなもんだろうけど
リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い [DVD]
ショーン・コネリー」「イギリスの諜報員M」「数々の秘密兵器」とくればこれは紛れもないボンド映画。7人の仲間や19世紀の時代設定などを剥ぎ取ると製作総指揮に名を連ねたコネリーが描くボンド映画のエッセンスが詰まっている。そう考えると監督のスティーブン・ノリントン(「ブレイド」)と意見が合わなかったのも納得。
この映画の成り立ちから考えるともっとオドロオドロしかったり、とっぴな展開でもよさそうなのに意外と正統派アクション映画に収まっている(最後の敵基地での活躍などボンド映画そのものだ)従って脇役たち(それぞれ映画一本できるぐらいのキャラクタを持ちながら)冴えないのも理解できるではないか?

その意味で、なぜこの映画を作ろうとしたのかコンセプトが曖昧すぎて評価が落ちるのも無理ないだろう。映画自体は今風のCG全開で、見たいものが見られるので特に不満はない。