風立ちぬ(2013)/★★★★★☆
私好みの映画でした
"ファンタジーを封印"と言っていますが、夢想シーンとしてのファンタジーが全開で、空中シーンが存分に堪能できます。
先に不満に感じたことを挙げておくと
- ストーリー説明が不十分(というか説明する気がない)
- クライマックスがない
- ドイツ部分が長い
- 軽井沢部分が長い
- 省略が過ぎてついていけない
など、映画としてかなり"いびつ"な形の印象があります。
ヨカッタ点として
- 震災シーンをきちんと描いている(もっと見たかったけど)
- 乗り物がたくさん出てくる
- 組織の中で物を作る感じが共感できる
- 大正から昭和の雰囲気がよく出ている
- 細かい部分が描かれている(牛とかシベリアとか)
飛行機を作る話しという意味で、宮崎映画ベストワンに「紅の豚」を推す私としては、高評価を付けざるをえません。
なお、映画の日に息子と観に行きましたが、息子は「訳がわからん」とかなり低評価だったことを付け加えておきます。