ディープ・インパクト/★★★★
断固支持!
以前もレビューした気がするが、世紀末隕石物として「アルマゲドン」よりはこちらを断固支持する。
アドバンテージとして
- こちらのほうが(まだ)現実的
- ドラマ部分があっちよりマシ(ええ、泣きますとも)
- ティア・レオーニがいい
今回特典映像(3本あるがメイキングを分割しただけ)を見て、「地球最後の日」のリメイクから始まった事、監督が「渚にて」を意識していたことがわかる。そもそもあっちとは目指していたものが違うのだ。
コメンタリではミミ・レダーが後悔ばかりしていて、「何で延々と撮ったのだろう」「ここは再編集したい」「TVより映画の方が撮影時間に余裕があるなんて大嘘」などぼやきっぱなしなのが可笑しかった。
ミミ・レダーという人はコメンタリを聞く限りではバーホーベンやヤン・デボンに近い感性を持っている人だと思う。
製作のリチャード・D・ザナックとデヴィッド・ブラウンといえば「ジョーズ」でスピルバーグ監督を一躍スターにのし上げた立役者。今回は「ミミを育ててやろう」といったところだろう。
ところで、ミミ・レダーが最初にスピルバーグから「ディープ・インパクト」と聞いて、「ポルノみたい」と答えたそうだが、本当にその名前のポルノがあるのが笑える。