ファインド・アウト(2012)/★★★
アマンダを堪能
アマンダ・セイフライド主演のサスペンス映画。
全編出すっぱりでがんばっています。
これはアマンダ・セイフライドを見る映画ではないでしょうか?
ただし、ストーリーは凡庸で、はてどっかで見たことあるような?といった感じ。可もなく不可もなくといった所でした。(悪くはないけどね)
売れっ子なのにこんな作品に出るそのセンスに逆に感心。
なお、原題は「Gone」。この邦題をつけるセンスはいかがなものか?
劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013)/★★★★
これなら年1回ペースで作り続けて欲しい・・・
息子1(高1)に頼まれて劇場まで足を運びました。
ちなみに前作の感想はこちら。
私はTVシリーズもほとんど観ておらず、タイバニにそれほど思い入れもないのですが、何と劇場公開3週目にも関わらず大入りでした。
土曜日の昼間の回でしたが、中央で観るためには前から3列目しか空いていないとう状態でした。
入ると約7割が女性。
実際に本編はほとんどアクションばかりなので、それ程女性受けする内容ではないと思うのですが、大したものです。
さて内容ですが、今回は完全に新作だったため、前作よりはずっとましといった印象。
アクションシーンは堪能できたし、その後の彼らの活躍も見る事が出来ます。さらに新キャラも登場し劇場版らしい華がありました。
ただしお話自体は頂けません。取ってつけたような設定が多いし、伏線も回収できていない。
何よりTVシリーズにあった「知恵比べ」のようなものがなく、ただひたすらに戦い続けている印象。
タイバニならではのポンとひざを打つような物が欲しかった。
でもこれくらいのクオリティで楽しめるのであれば年に1回ぐらいのペースで作ってくれてもいいんじゃないかなと思えるぐらいには楽しめる作品でした。
横道世之介(2012)/★★★★★
世之介が原作から飛び出してきた
原作はすでに読んでいたのでストーリーが本当に原作通りに進むことにまず驚きました。
過去と現在が行き来する構成もそのまま。
そのうえで原作のエッセンスがそのまま画面に出ている事にも驚き。
世之介、祥子、倉持、加藤らがまるで原作から飛び出したような姿になっていて、あーあの描写はこんな雰囲気だったんだとか、あの写真はこんな風に撮れたんだといった感じでそのまんまを楽しむことができました。
これは結構凄い事だと思います。
その上で後半に知らされるある出来事の直後のシーンが素晴らしい。
コインランドリーでサンバの練習をしているだけのシーンですが、心に刺さる名シーンになりました。
この原作をここまで素晴らしい作品にした沖田修一監督は『南極料理人 (2009)』の監督さんでした。
見た後に本当に気持ちがすっきりします。
【速報】第86回 アカデミー賞授賞式のすべて
WOWOWから3週間遅れですが、NHK BSでもアカデミー賞の様子を見ることが出来ます。
今年の予定は
■NHK BSプレミアム
3/21(金) 23:45-00:35「第86回アカデミー賞授賞式のすべて 赤じゅうたんに集うスターたち」
3/22(土) 00:35-02:14「第86回アカデミー賞授賞式 総集編」
3/23(日) 13:00-14:39「第86回アカデミー賞授賞式 総集編 (再)」
なお、WOWOWでの放送は
3/3(月) 9:00-第86回アカデミー賞授賞式
です。
お楽しみに。
ワールド・ウォー Z(2013)/★★★★★
アイデアが秀逸。それ程期待しなければ十分楽しめる。
意外と評判が悪かったので、それ程期待せずに見たせいか、逆に面白かった。
はっきりとパートが分かれているのが特徴で、007映画にも似ている。
やはり終盤が弱いのが弱点だが、それでも「アイ・アム・レジェンド」に比べれば雲泥の差。
プロデューサーも兼ねたブラッド・ピットがほとんど出すっぱりでがんばっているのも好印象。
イスラエルの場面だけでも見る価値は十分にあり。
ゾンビとバンデミックものを絡めたアイデアもいいし、解決策(解決してないけど)もなるほどと思わせるものがある。
全体的に人物描写が薄く感じるのは、アクションに力を入れすぎたためで、韓国パートはもっと短くていいし、逆にイスラエルパートは短すぎて訳がわからない。
終盤の「だるまさんがころんだ」は確かに面白いけど、ラストの駆け足を見ると、本当にあのシーンは必要だったのか聞きたくなる。
この終わり方であれば、続編も作れそうなので、ぜひとも作ってほしい。
ちなみに、字幕では話が上手く理解できず、途中から吹替えに切り替えて見直してしまいました。
スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013)/★★★★★
SFで「フツーに面白い」は褒め言葉
夏のSF大作では一番評価の高かった本作。
ドラマとしてフツーに面白い上にSF大作感があるのだから、つまらないわけがない。
この「フツーに面白い」と言うのが大事で、SFになると途端にドラマに偏る(『マン・オブ・スチール』)かビジュアルに偏るか(『パシフィック・リム』)どちらかに軸足が移るのだが、本作はそのバランスが絶秒で、SFとしての舞台装置がドラマときちんと結びついているのがGOOD。
ちなみに私のお気に入りは「聞き耳をたてるな」。これには笑いました。